ごはんの匂いに誘われて、足早に戸を開けた小さな手。
期待と少しの寂しさを胸に、新しい暮らしへと踏み出した足音。
あなたと出会い、ふたりで灯した新たな明かり。
小さな靴、散らかったおもちゃ、賑やかな声に囲まれた、かけがえのない日々。
大きくなった背中を見送る朝。
シワの増えた手を、そっと握り返した夜。
家は、そのすべてを覚えている。
誰かの大切な記憶が、誰かの新しい暮らしへとつながっていく。
その「瞬間」の、その「誰か」の、力になりたい。
それが、私たちの想いです———。